傑作新聞

第9回 空回りした新人の努力と想いを理解してくれたお客様に、心で誓ったプロの仕事

入社1年目の冬、一本の電話がきっかけで初めてそのお客様と求人広告のお取引が始まった。

誰もが知っている大手不動産会社、一から開拓したお客様で私はとても思い入れが強かった。

お客様からヒヤリングを重ね、何店舗も現場取材に足を運び、媒体選定、原稿コンセプトを考えた。幸いお客様に提案を気に入って頂き、関東一円の営業職採用を全て任せて頂けることになった。

ところが、原稿を入稿するまでに何度となくお客様の訂正が入り、締切時間間際に漸く入稿。入稿後にその原稿を確認すると、なんと原稿内の本文の文字が消えてしまっている。締切間際で入稿が重なり、システムに負担がかかった為に、入稿した原稿が正しく反映されなかったのだ。

お客様の採用に対する想いをできるだけ聞き入れたい、自分のそうした考えから時間に対する意識が欠落し、結果お客様に多大なご迷惑をかけることになった。すぐにお客様の所へ伺い、自分の至らない点で大きなご迷惑をお掛けしたことを謝罪した後、自分がこれまでどういう気持ちで取り組んできたか全て打ち明けた。するとその担当者は「和気さんが精一杯やってくれたのは、私もとてもよくわかります」と涙ぐんでおっしゃり、気づくとお客様と2人でボロボロ泣いていた。

そんな失敗があった後も、そのお客様からは継続的にお取引を頂けている。お客様に対して真っ直ぐに向き合うこと、想いを伝えること、失敗から学ぶこと、この経験とお客様から学ばせて頂いたことはとても大きく、今でも私の心に残っている。

■文責:コンタクトセンター事業部/和気

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