傑作新聞

第5回 [北京事情]食のギャップ

北京に来て、中国の人って本当に食事を大切にするんだなぁと強く感じている。例えば、昼の挨拶ひとつみても「吃饭了吗?(ご飯食べましたか?)」。日本ではほとんど毎日パソコンとにらめっこしながら昼食を食べていた私にとっては、その光景が新鮮だったりする。

中国の食事の際には、テーブルには何品ものおかずが並ぶ。その様子を見た日本からの出張者は「いつもこんなに食べているんですか?」と、その品目の多さに目を丸くする。ご飯の上にたくさんのおかずをのっけてモリモリ食べているOLが、ここ北京では当たり前なのだ。

中国人の一番の好物はニンニク。日本みたいにちまちまと細かく切られた香りづけのニンニクではなく、まるでにんじんやじゃがいもと並んだ具として使われている。ニンニクの塊を満面の笑みでほおばるOL。月曜日でもニンニク、昼からニンニク、来客予定があってもニンニク。日本人の私にとっては、口臭等のエチケットを気にしてしまうところだが、基本的にみんなニンニク臭いから、問題ないのが中国。この大胆さ、この自由さ、中国の魅力の一つだろう。北京にきてお昼の時間は決して無駄ではないと改めて感じている。ミーティングの時間にもなるし、コミュニケーションの時間にもなるし、中国語の勉強の時間にもなる。お腹も心もいっぱいにできる毎日欠かすことのできない大切な時間なのだ。

■文責:北京センター/大田

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