傑作新聞

第11回 [タイ事情]タイのゾウ事情

先日、チェットロム駅の近くにあるタイの伊勢丹へ行ってきた。ここでは何かと日本食が手に入り便利なのである。その帰り道、なんとゾウに遭遇した。

ご存知の通り、タイにおいて象(タイ語で“チャーン”)は、多くの人々に崇められ、昔から大切にされている動物である。しかし時代によってゾウの在り方は変わってきているようだ。

昔は、ゾウは“勇気と誇りの象徴”とされ、戦争の時には王様を乗せて先頭で戦っていた。1917年までタイの国旗は、赤地に白い象がデザインされていたのだそうだ。また、農業や農林においてもゾウが活躍していた。

しかし近年は、戦争も少なくなり、農業や農林も近代化に伴い機械が使われるようになってからは、ゾウの仕事がなくなってきたという。

そうして今では、多くのゾウがゾウ使いに連れられ、首都バンコクにやってきて観光客のためにパフォーマンスを行っているのだ。しかし問題になってきているのは野良犬ならぬ、野良ゾウが増えてしまったこと。それにより街には糞が散乱したり、交通渋滞を起こす要因となってしまったりしているそうだ。

今もタイでは変わらず“ゾウは神聖な動物”だが、排気ガスが充満した街でアスファルトの上を歩かされるゾウを見ていると、矛盾を感じてしまうのは私だけだろうか。。

■文責:コンタクトセンター事業部/小野

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