傑作新聞

第12回 [中国事情]中国における出産事情

当社では最近ちょっとしたベビーブームで、来年3名の女性社員が出産予定だ。その中の1人、北京に出向している社員が先日日本へ帰国していた際、こんな連絡が人事に入ってきた。「日本で検査したら出産予定日が10日も変わっちゃいました!」わが国日本では出産予定日が変更?!などという話は寝耳に水!くらいに聞いたことのない話であったため、中国での出産事情について話を聞いてみた。

「中国には大きな産婦人科が沢山あるので、日本のように“出産難民”になることはないと聞いていたのですが、初めて検診の為に病院を廻った際、朝早い時間だったにも関わらず3つの病院で『もう整理券がない』と断られてしまいました。仕方なく、その日は予約の開始時間だけを聞いて日を改めることにしました。

翌日、予約開始時間の30分前に病院に着きましたが、なんと既に200人ほどの長蛇の列!しかも病院内はなぜかものすごく寒い。そんな中、『列の前のほうに割り込める券』なるものを100元(日本円で約1500円)で売っている商売人がいました。」

なんでも商売にしてしまうところがなんとも中国らしい。

現在の中国は、建国以来4回目のベビーブームを迎えているらしい。特に、2008年はオリンピックイヤーということもあり、0歳から3歳の人口は1090万人に達する勢いだそうだ。病院に殺到しているのもそんな背景があるからかもしれない。

また、中国では若い人がお金を稼ぎ、おじいちゃん・おばあちゃんが子供の面倒を見るというのが当たり前。その為、女性は出産前後で3・4ヶ月しか休みを取らずに仕事に復帰する。当社の中国籍社員の一人も、約3ヶ月で仕事に復帰した。「子は宝」と皆で母親をサポートする社会性が出生率の増加に一役買っているのかもしれない。

■文責:人事部/野沢

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