傑作新聞

第14回 [中国事情]怪物追い払っても火事は起こさぬべし!?

今回は、中国の「春節」についてご紹介する。 「春節」とは、ご存知の通り旧暦の正月のことである(2009年は新暦での1月26日がその日にあたった)。中国では、この「春節」が最大かつ最重要のイベントになっており、中国全土13億の国民がこの春節に「命をかけている!」といっても過言ではない。

どのくらい凄いかというと、元宵節(ゲンショウセツ)と呼ばれる春節の最終日、北京で中国中央テレビの新社屋が火事になり、日本でもそのニュースが流れたと思うが、原因がなんとこの春節を祝う花火や爆竹だったとのこと。

大晦日の夜になると、街中がなんと360度打上花火に囲まれる。戦時中の空襲ってこんな感じだったのだろうなと思わせるほど、爆音と閃光の嵐。しまいには街中の花火が見えなくなるほど煙だらけとなる状態。これでは・・・火事にもなるだろう。

どうやら中国では、大晦日に“年”という怪物が人を食べにくる、という昔からの言い伝えがあるそうで、その“年”という“怪物”が火を嫌うため、派手に花火や爆竹をやって追い払う、という意味があるそうだ。年を越すと、日本と同じように親戚周りをするのだが、それも「“年”が去ってよかったね!大丈夫?」という意味で親戚の安否を確認するようになったことに始まる。

そんな花火を見ながら、中国では、日本の年越し蕎麦のかわりに年越し餃子を食べる風習がある。何故年越しに餃子なのか、というと、昔は年が代わる午後11時から午前1時の時間を「子の刻」といい、「更歳交子(Gengsui Jiaozi=年が更新される、子の刻)」の後半が「餃子(Jiaozi)」と同音であることにちなんでいるそうだ。

そんな賑やかな正月もようやく今は落ち着いて、“夜は深夜まで打ちあがる花火で寝れず、朝は5時に爆竹の爆発音で起こされる”という寝不足の日々が終わり、仕事に集中できるようになった。

■文責:コンタクトセンター事業部/坂上

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