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第3回 法務オフショアアウトソーシング

海外アウトソーシングの最前線の事例を紹介していく「これもアウトソーシング!?」。今回は、法務オフショアアウトソーシングというビジネスモデルをご紹介。専門的な知識を必要とする業務のひとつに法務がある。グローバル環境で活躍する企業が相手国の法律に疎くては命取りだが、厳しい経済状況の中、国際的な法務専門家を抱えておくのは経費が掛かりすぎる。法務のオフショアアウトソーシングもこの考えからうまれたのであろう。

Pangea3では、アメリカやイギリス、日本の企業や法律事務所から、企業法、知的所有権・許訴訟サービス、法律研究などのアウトソーシングを受託しているが、最大の特徴は、アメリカ・ニューヨークとインド・ムンバイに拠点を置いて、大量の法務専門家が法務を処理しているということだ。電話、FAX、メールなどの方法でコンタクトできる他、ニューヨークのオフィスに直接依頼相談するとこともできる。

知的所有権など専門性の高い業務でも、Pangea3はその十年に及ぶ経験と、エンジニアリングや生物工学、医学などの専門的知識を持った人材を使い、特許権取得の書類作成、解析をすることができる。

また、訴訟において必要な情報の収集もする。たとえば、訴訟相手会社の基礎情報、法律事務所、過去の訴訟履歴など、戦うにあたって必要な情報を提供してくれるのだ。

法務アウトソーシングで一番の利点となるのがその費用の安さだ。アメリカで業務を行うと1時間あたり150〜350ドルかかるところを、Pangea3が04年にこの業務を始めた当初は1時間40ドルだった。07年には60〜100ドルになったものの、アメリカ本土で委託するよりは断然に安い。

もうひとつの利点として挙げられるのは、その早さで、一般的な法律事務所に依頼して1週間ほどかかる業務を2日で済ますこともある。

インドは、85万人以上の弁護士が居り、300を超える法科カレッジから毎年何万人もの卒業生を輩出する。実質的な標準語は英語で、世界最大の資本主義・民主主義国。インドでの法務アウトソーシングはまだまだ拡大しそうだ。

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