今月の「これもアウトソーシング!?」では「インターナショナルSOS」という会社をご紹介します。この会社は世界中の約6,000名のスタッフのうち約2,000名もの医療の専門家を世界中に配置し、海外旅行者や海外で働く人々の手助けをしています。彼らはNASAとも契約を結んでおり、国際的な医療分野で多岐に渡るビジネスを展開しています。
今回はその中でも【海外での医療アシスト・アウトソーシングサービス】についてご紹介します。
このサービスのクライアントは、海外展開をしている企業など。彼らは海外へ派遣した社員の現地での健康管理や緊急時の対応までは手が回らないのが現状です。そこでSOSではクライアントに代わって、社員へ提供するべき海外での健康管理を請け負っています。 わかりやすく表現すると、SOSは【海外の119】の運営をしています。つまり、海外駐在社員が急病や突然の事故、体調不良に見舞われたときのヘルプデスクの役割を請け負っているのです。例えば海外で働くことが決まった社員に、【事前のケア】として現地の情報を提供したり事前のワクチン投与をしたりします。また【現地でのケア】として24時間365日対応可能な多言語コールセンターと独自のクリニック網や提携先病院の情報を活かし、海外での生活を快適・安心にする手助けをしています。
SOSのコールセンターはアラームセンターと呼ばれ、日本を含む23カ国・26拠点に点在しています。ちなみに24時間日本語対応アラームセンターは、東京、シンガポール、パリ、フィラデルフィアの4拠点にあります。アラームセンターでは24時間365日、70ヶ国語以上の言語で対応をし、専門のドクターや輸送機関のエキスパート・警備がいて、緊急時には病院への輸送・避難の手助け・帰国の手続きなども行ないます。そのために、SOSは世界中13カ国27拠点に直営クリニックをもち、現在アジア、アフリカ、中央ユーラシアを中心に設置・運営されています。
提携先病院に至っては中国国内だけで230近くもの医療機関があり、その数は膨大です。SOSでは、診療科ごとに医師の勤務時間も把握しており、症状にあわせて緊急搬送先の提案も行います。
料金は、プログラムの対象となる会員数(駐在員・帯同家族者・出張者)とその駐在国により算出され、上記のような法人向けサービスは会員制(年会費制)となっています。
■文責:09年新卒/菊池