日本でBPOを学び母国ミャンマーで社長となる。

パウジェカイカウン ဖော်ဂျဲကိုင်ခေါင်

2008年4月入社 マスターピース・グループ(ミャンマー)社長

入社する前の経歴を教えてください。

高校を卒業した当時、ミャンマー民主化運動の鎮静化の為に全国の大学が閉鎖していました。その為、高校の時から興味があった日本に留学しようと思い来日しました。1年半日本語学校で日本語を勉強してから、嘉悦大学の経済経営学部に入学しました。

マスターピース・グループへの入社のきっかけは?

「コンタクトセンター」「BPO」という言葉が当時の私にとってとても新しくて興味深かったです。ミャンマーではコンタクトセンターというビジネスがまだ存在していなかったし、カスタマーサービスという概念もほど遠かったです。マスターピースに入社することで自分の為にも将来母国の為にもすごく勉強になるし、ためになると信じて入社を決めました。また、マスターピースは国籍や男女問わず活躍できる会社であることがとても魅力に感じました。

入社して一番やりがいを感じた瞬間、嬉しかった瞬間は?

大手文具メーカーや大手家電メーカー様の業務を担当しました。入社2年目からスーパーバイザーとして業務運営管理を任されるようになり、新任当初はミスを連発していました。しかし、やがてチーム全体のミスが0件となり、仕事の効率も大幅に上がり、クライアント企業様からお礼を言われた時は本当に嬉しかったですし、やりがいを感じました。

ミャンマー法人の社長となった経緯を教えてください。

もともと、いつかは母国であるミャンマーに戻って仕事したいという気持ちはずっとありました。2016年に政権民主化し、変わってゆく母国の姿をこの目で見届けたいと思い帰国することにしました。その後、ミャンマー法人を設立することになり、BPOやコンタクトセンターをミャンマーに広めたい、ミャンマーの若者に仕事を通して自己実現をして欲しいという思いから全力で法人設立に関わりました。そして社長も任せてもらえるに至りました。

ミャンマーセンターはどんなセンターですか?

センターは若者が多く、とても活気があります。私は社員皆から元気を分けてもらっています。社員全員が安心して笑顔で働けるアットホームなオフィスを目指しています。
業務内容は主にマイクロファイナンスやコンシューマーファイナンスのローンに関するアウトバウンドをしています。センター全体の平均年齢が24歳とかなり若く、コールセンターでは珍しいことに男性のほうが多いというのもミャンマーセンターの特徴です。日本のことが大好きな社員が多く、日系企業だから入社したという者も数名いるくらいです。

今後ミャンマー法人をどのようにしていきたいですか?

現在、40席ぐらいの規模ですが200席、300席ぐらいの規模に拡張していけたらと思っています。クライアント企業様に、当社へアウトソースして本当に良かったと感じてもらえるような企業にしていきたいです。

就職活動中の方、特に留学生の方へ向けて就活のアドバイスやメッセージ

できるだけたくさんの企業の説明会に参加し、将来なりたい自分をイメージして就職先を選んでほしいと思います。チャレンジが多い仕事ほど自分を成長させるので、いろいろ心配し過ぎずに自分の直感を信じて選んでください。特に留学生の方には国籍を問わず活躍できる企業であることが今後の為に重要になってくるので、慎重に選んで頂きたいです。